「上手になりましたね。」

講師の先生や、他にも自分の音を聞いたことのある方が

自分にそんな風に声をかけてくださったとします。

その声にどんな風に答えますか?

①「いえいえ、ぜんぜん、本当にダメなんです」

②「ありがとうございます。もっと上手になれるようにがんばります!」

どのような答えが、頭の中に浮かびましたか?

ぜひ、褒められた時は、素直に

「ありがとう」と受け取ってみましょう。

そして、できれば恥ずかしがらずに、声に出して

「ありがとうございます」と相手の方に言ってみましょう。

これは、これから先、もっともっと自分が上達する、魔法の言葉です。

「いえ、いえ、ぜんぜん」そう答えた瞬間に、

心の中は、自分のよくないところを探し始めます。

音も小さいし、音が綺麗じゃないし、楽譜を読むのも得意じゃないし、etc.

でも、

「ありがとうございます。嬉しいです!」

そう答えると、

どんな所を褒めてくれたんだろう。

前よりも音が美しくなったのかな?

曲が流れるように聞こえるようになったのかな?

先生の音に少し近づいたのかな?

そうか、がんばって毎週レッスンに通っているもの。

音楽が好きなんだもの。

こうやって、自分自身が、いいところや、がんばってきた事を、

探し始めるのです。

そうすれば、さらにもっと上手になりたい。

誰かに聴いてもらいたい。

次も先生に「よくなったね」って言ってもらいたい。

自分のことも、フルートやオカリナ、音楽が、

さらに好きになると思うのです。

「褒めてもらいたい」

小さな子供さんはもちろんですが、

大人になっても、人から褒めてもらう事、

とても嬉しいことだと思います。

今度、誰かに褒めてもらったら

「ありがとう」です。

自分が好きになる魔法の言葉です。

ぜひ、声に出して言ってみてください。

そして、いつも頑張っている自分自身にも

「ありがとう」です。