きっと生徒さんは思っている人も多いと思いますが、
そんなこと言えない!でしょうから、私が変わりにヤッタv

先生のレッスンはとても「しつこい」です。

この「しつこい」、どういう意味かというと、
同じところを何回も何回も、
次の週も、また次の週も繰り返し吹かされますアセアセ
まあ、当たり前と言えば当たり前かもしれませんが。

ちょっとくらいできなくてもいいんじゃない?
こんなに何回もやってどうするの?
演奏会開くわけじゃないし、、、
なんて声が生徒さんからも聞こえてきそうです。

指が動かないと、はいもう一回
音程が合わないと、はいもう一回
もう、それはそれは「はいもう一回」づくしのレッスンです。

思い当たる生徒さん方、
「これって私だけ?」と思っていたかもしれませんが、
これ、実はみんな同じです。

そして、この「もう一回」にどれくらい意味があるのか、
どれくらい重要なのかは、かなり後になってから気がつくのです。

こんなに進まなくて、いつかこの一曲終わる時がくるのかしら、
そう思って、心配したり、イライラしたりする方もいると思います。

そこを乗り越えた生徒さんたちは、気がつくと自分の思ったように吹けるようになっているという
とってもとっても嬉しい特典があとからついてきます。

外で演奏するチャンスがあれば、感動した!なんて喜んでもらえることも。
自分自身でも楽しく演奏できて気持ちよい瞬間に出会えるようになります。

そして、自由自在に演奏できるようになってくると、
もっといろいろな曲が吹きたいと思うようになり、
もっと難しい曲にチャレンジしたくなり、
自分自身で磨きをかけたくなって、
「あら、これじゃダメかしら。もう一回練習しよう」なんて思うようになるんです。

ここだけのお話。
先生もあちこちで演奏させていただく機会があるのですが、
自分への「もう一回」は、生徒さんにする「もう一回」よりも、
はるかに多いと思います。
「ド」だけ、もう一回を何百回
「ソラ」この二つの動きを、何百回
「一小節の伸ばし」だけを、何百回
「丸ごと一曲」何百回
家族も、全部の曲を歌えるようになります。
なので、本番で間違えると、私はどんなに短い音でも全部わかります!
(そんなに練習しても間違えることってあるんですよね。。)
その練習量は、数人のお客様でも、数百名のお客様でも、変わりはありません。
そして、やっぱり、練習の賜物
毎年毎年、今でも上達していると感じます。

この自分に「しつこい」練習、
私の中でも、先生の唯一、、(いいえ他にもいい所たくさんありますが、)
尊敬できることの中の一つです。

先生曰く、
音楽は美しいもの。
音楽の美しさは細部(ディティール)に宿るんだそうです。

生徒さん達にも、その「美しく楽しく演奏する」を体験して欲しいんですよね。
先生の、ダメだしに、「またか」と思ってがっかりしたり、
嫌になったりすることもあるかと思いますが、
ダメだから言われているのではなくて、
「先生の中に見えている自分は、もっといい音が出せる、
もっといい演奏ができる」
と思われているんだと、自信を持ってくださいね。

必ず、自由自在に吹ける切符を手に入れられます。
諦めずについて来てださいね。